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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 小説・大岡川ラブロマンス。其の十八
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小説・大岡川ラブロマンス。其の十八

◇夜汽車の物語
芸者秘話9-4
熱海に近づいたのであろう。夜汽車は小雨の中のトンネルを出たり入ったりしていた。
「それでどう成った?」
県議会の総務として羽振りの良い田原の行状が下田には面白かったので、
話の続きを促した。

「チーママはもう真っ青になって気絶してしまうと、オーナーは今度はチーママの片脚を
 大きく拡げるじゃないの。先っきも言った通り、チーママはオーナーから大事な所を
 調べられているので、そこが丸見えでしょう。その丸見えの真赤に割れた柘榴の様な
 割れ目に指を突っ込むと、もう無茶苦茶ねぇ、中をヤタラメッタラに掻き混ぜ乍」

「よくもこれで若い男のチンポを咥え込んだな。もう二度と使えないようにしてやる!」
「気が狂った様な事をするのよ。あたしは、如何して良いやら、訳が判らないので、
 そこへ突っ立って居たの。するとオーナーは指で掻き回しただけでは気が済まないの、
 今度は立ち上がると茶箪笥の中から何かしら探して居たと思ったら、如何でしょ、
 驚くじゃないの。もうあゝ成る正気の沙汰じゃないのねぇ、唐辛子を手にすると」
「畜生ッ!もう使い物に成らない様にしてやるッ」

「オーナーはそう言うとチーママの大事な所をぐっと指で大きく押し広げると、
 唐辛子を大事な処へ一杯詰め込むじゃないの。すると如何でしょう、
 気絶して身動き一つしなかったチーママが、ウウッ!と身動きをしたかと思うと、
「く・・・苦しいッ!」って呻くのよ。
「あたしはもうチーママを見ていられなくって、夢中になってオーナーを突き飛ばして、
 あ、あんまりです!そ、それではチーママが余りに可哀想です、
 とオーナーの腕に噛み付いてやったの。その時ミドリさんが帰って来たので、
 二人でやっとオーナーを押し止めてチーママを介抱して遣ったけど、
 あんな柔らかい処へ唐辛子なんて詰め込んだものだから、チーママは余程、
 痛かったのでしょう、四、五日は動けなかったわ」

「へぇー、驚いたねぇ」
「そうでしょう、それから暫くしてからよ。再びチーママが坊主狩りにされたのは・・・」

そんな会話をして居る時、熱海駅から乗車したらい女が手荷物を持って、
ラウンジを通り過ぎようとした。
「あらッ!リサちゃんじゃないの?どうしたのよ、皆で心配して居たのよ」

リサは独りであった。
下田とは店で一、二度会っていたので、リサは下田の方に会釈をしてから、
「・・・アズサ姉さぁーん」と今にも泣き出しそうな顔で言葉を詰まらせた。


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芸者秘話10-1
下田がアズサの為に予約して呉れた、A寝台の個室に入った二人は、
ベッドの上に、暫くぶりに隣り合って座った。
リサはパトロンから預かった重要な手帳を持って、彼が拘置所に入っている間中逃走している。
その手帳が当局の手に入らないと、証拠不十分で不起訴になり、保釈される事になる。

鉄鋼関係の贈収賄事件で連日のようにマスコミを賑わしているばかりか、
大物の政治家や、鉄鋼関係の社長や重役連が次々に逮捕・送検されていた。

パトロンの贈賄明細書の類は一つも証拠として残って居らず、只一つ、リサが預かっている
小さな手帳にこそ、それらが書かれて居たので、その手帳を当局は追及していた。

「ねぇ、お姉さん、お店の方で何か変わった事なかった?」
如何見ても、水商売の女とは見えない地味な格好をしているリサであった。
「えぇ、いろいろと・・・何回も刑事が来て貴女の事を訊ねていたわ。
 持ち物まで調べたりして・・・何処へ逃げたか言えってチーママに言ってるけど、
 パトロンと温泉に行ったとしか言わないでしょう、警察でもこの頃は余り来なくなったけど、
 ひよっと裏口から入って来たりするのよ」

「そう・・・、困っちゃったわ。あたしも正直言って恐ろしくなって来たわ。
 毎日、マスコミにあたしの名前や写真が出るでしょう、生きた心地もしないわ、
 誰も彼もが警察の人に見えたりするので・・・。でもパトロンには長い事、
 随分お世話に成っているから、何とかしてほとぼりが冷めるまで逃げなくつちゃ・・・
 本当に嫌な役目よ」

「察するわ。長くて二、三ヶ月ですっね、パトロンが保釈になればそれで良いらしいじゃない?」
「えゝ、そう思っているけど・・・でも一年でも二年でもあたし逃げて見せるわ。
 お金はどっさりあるし、平気は平気よ」
「それで今頃どうしてこんな処に?」
「それなのよ、困っているのは・・・パトロンの事はまぁ大丈夫だけれど、
 あたし、出来ちゃったのよ、コレが・・・」と小指を出して見せるリサであった。

「まぁ、暢気なこと言ってぇ、皆心配しているのに・・・そんな浮いた事を・・・、
 それで、どんな人なの?」呆れて見せるアズサに、
「それが困ってしまうのよ。とっても好い人・・・
 あたしの方が首ったけなんですもの、どうしょぅもないわ」
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも10年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて今年の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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