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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 小説・大岡川ラブロマンス。其の六
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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」

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小説・大岡川ラブロマンス。其の六

◇嬉しい夜
芸者秘話3-3
「ねぇ、先程、噂を聞いたって、それ、どんな噂なんですの気に成るわ」
「何だ知らないのか?湯島と言う男は君も知っているだろう、ライバル店の○○の
 幸恵と言うホステスを囲ったって言う話じゃないか、
 本牧辺りのマンションに住まわせて居ると言う話だったよ」
「そうなの、そのことなら知っているわ、ねぇ呑みましょう」

わざとアズサは知って居る風を装ったが、下田のその一言は流石のアズサも
アッと驚くと共に泣くにも泣けない悔しさで胸の中が煮え繰り返る思いであった。
その胸の中を抑える為に、下田と杯を交わしている中でハッキリと心は決まった。

下田は景気がよさそうである、うんと下田に取り入って、湯島を見返して遣らない事には
腹の虫が治まらなかった。自分と言う女がありながら、しかも同じ福富町の隣接店の
ホステスを内緒で囲ったと言われちゃあ、この界隈の笑われ者になるに決まっていた。

出た時には星が降るような空であったが、“春の空と女の心は”当てに成らないと言う。
ポッポッと降って来た。近所のスナックから洩れ聞こえる下手な演歌が流れてきた。
アズサはやっと煮え湯を呑まされたような胸が幾らか落ち着くと、
「ねぇ、しいさん、キッス、キッスして頂戴!」
乱れ裾さえ燃えるような湯文字を雫してアズサは下田の顎に白い腕をまわした。
*湯文字とは和服の下に着ける腰巻のこと*

鼻の下にキザなチョビ髭を生やしていても、下田は四十二歳の男盛りであった。
ピチピチとした健康な肉体から溢れる若さがアズサを驚かせた。
チョビ髭さえ取ればそこいらの俳優にも劣らない美男である。
嫌味の無いきりっとした金融界の大物の貫禄もあり、教養も有ってアズサには
今までの男には無いものを強く感じた。

「どうしたんだ?変だぜ」
紅い粘っこい唇から離れた下田は、これまで色々な女と遊んで来たが、
こんな激情的な女は始めてであった。
「どうもしないわ、あたし、今夜は無性に嬉しいのよ、ねぇ、抱いてぇ、
  強く、強く抱いてぇ、ねぇ、胸が潰れる位強く抱いて頂戴!」
「何だ、まるで子供みたいに・・・こう、こう抱くのか?」
「そう、そうよ、もっと、もっと強く・・・」

雫れた湯文字の下に白いふくらはぎが覗いていた。
是までに大勢のパトロンを変えて来たアズサは、生まれて初めて若い男性に
骨が折れるほどの強い腕力で抱き締められると、唯それだけでも全身が
痺れる思いで、あ~っ、と気が遠くなるのであった。


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和服美人009
次の間には既に用意が出来ていた。寝るだけの女と見られたくないアズサは、
「ねぇ、ちゃんとして下さらなくちゃ、あたし今夜は帰らせて貰うわ」
「何だ、私が信用出来ないのか、その夜限りの浮気と思われちゃ、
 私も、男としての一分が立たん。どうだい、アズサ、失礼だけれど、
 約束の印に百万の小切手を渡そう。それで良いだろう。
 その代わり君もキッパリと湯島とは後腐れが無いようにして呉れ」

下田は、座卓の上で個人名義の小切手帖を取り出して、サラサラと金百万円也と
小切手に書き込んだ。
「さあ、これで信用出来るだろう。後で、この横浜に一軒家を持たしても良いんだよ」
「まあ!まるで夢見たい・・・しいさん、あたしも実のあるところを見せるわね」

百万円はアズサにとっては大金であった。念願の春物衣装は勿論、
買いたい物を買っても残りがありそうだ。
帳場の方にも下田の鼻薬りが効いていて、その夜の気の配り方は一通りではなかった。

「じゃ私は寝るとしよう、アズサは一ッ風呂浴びて来るかい?」
男の後ろに廻って丹前を脱がせてやると、そっと背中のアズサを背に抱き寄せる。
アズサは男の背中に確りと抱きついて、
「えぇ、寝るわ、お先にお入りになって・・・着替えますから」

今までの男達と違って、若い男と一つ夜具に寝るのは初めてである。
小娘の様に体内の血が沸いた。

屋根にポッポッと落ちていた雨は本降りになって来た。
近くのスナックから聞こえていた下手な演歌も止んで、
今はシーンとなっている。遠くで京急電鉄の最終便か踏み切りの
警報音がカンカンカンと鳴って聞こえた。

帯を解くと肩の着物が足元に滑り落ちた。真赤な肌襦袢一つになったアズサは、
「ねぇ、しいさん、温めてぇ」甘えた鼻声で男の側にスーッと滑り込む。
「ずい分冷たい体だね」乱れ裾のアズサの太腿を自分の太腿に挟んでやりながら、
枕の下に片腕を通して力一杯に抱き締めて来た。
「あぁ、嬉しいッ」アズサも男の胸に顔を埋めると抱きついた。

若い男の逞しい抱擁力にアズサはジーンと身が痺れて来た。
「これで本望が果たせて、私も嬉しいよ、浮気したら承知しないぞ」
顔を覗き込みながら唇を求める。

「あたしはこれで堅いのよ、信用して頂戴。
 その代わり貴方も嫌よ、あたしは妬きもちやきなんですから」
「アズサさえ手に入れば、浮気なんかしてたまるものか」
「信じて良いのね、ねぇ、何時までも、末永く面倒を見て頂戴!」

「あぁ、離すもんか、死んでも・・・」
「嬉しいわ、ねぇ、約束してよ、口移しのお酒を下さいな」
と、枕元に置いたお銚子を取り上げる。
「うん、良いだろう」

男はずい分いろんな女と遊んだが、口移しの酒を求められた事は一度も無かった。
口に酒を含んだ下田は、紅い唇を突き出したそのさまが可愛くてならず、
そっと酒を含んだ唇を女の唇に流し込んだ。
コクンコクンと流れ込む酒を受けながら、女はピッタリと彼の体に抱きついた。
芸者秘話4-1
「ねえ、そんなに襟元を開けちゃ、あたしいやよ、ねぇいやァよゥ」
と男が乳房を探す手を抑える。男はその手を払い退けながら、
「どれ、どれ、そのオッパイを・・・呑ませて呉れないか」
「ウン、バカァ!!何も出やしないのよぅ」
「出ても出なくても好いのさ、さぁ、吸わせて呉れないと、擽るぞ、ホラ、この通り・・・」
「あッ、くすぐったいわ、ン、いやアン」
「言わんこちっちゃない、おとなしくしないからだ」
「ジャ、ホンの少しよ、あたしはまだお乳を出したこと無いんですもの、
 さあ、目を瞑っているから・・・ねぇ、本当よゥ、ホンのちょっとだけよ」
と、アズサは腕で顔を隠す。

男は肌襦袢の襟をぐっと左右に掻き分けると、真っ白い、むつちりと盛り上がった
双つの乳房が山のようにはみ出した。
「好いお乳をしているね。アズサはヌードモデルになっても恥ずかしくないぜ」
と、その盛り上がった乳房に顔を埋めた。
柔らかい感触が男の情念に火を点して来た。

「いやアン、そんなところにお顔を・・・ねぇ、もう、好いでしょう?その位で・・・」
と、男の顔を手で挟む。
「嫌だよ、そんなの・・・思う存分、このオッパイを弄るんだ」
と、顔を埋めたまま乳首に手を抑えると、片方の手でぐっと掴む。
見事に盛り上がった乳房の感触、一握りに千金を出しても惜しくないと思った。
真っ白い雪の肌を卵で磨き上げたような柔らかい肌目、女盛りとは言え、
こうも脂肪が乗った女の肉体は珍しかった。

アズサは前にも言った通りに、何人かの男を変えてきたが下田程の若い
青年をパトロンに持ったことは無かった。
その青年も鼻の下にチョビ髭をはやしたとは言え、眉目秀麗な美男子である。
只でさえ、全身の血が滾るのに、こうも愛撫されると、もう堪らなく全身が痺れて来た。

「あぁ、しいさん!もう、もう、あたしどうにかなりそうだわ、ねぇ、もう、堪忍・・・
 かんにんして下さい・・・」
と身悶えていると、男の手がスーッと下に伸びた。裾の割れ目から手を差し込むと、
太腿の奥の恥丘を掌でぐっと抑える。

「あぁ・・・しいさん!」
思わず生娘のように太腿で男の物を挟む。男は両脚を太腿に割り込ませてぐっと、
テコの様に押し上げた。
「あぁ、どうなるの、あたし、どうなっても・・・もう、しらないわよ」
力を抜いて自由になって見せると、男はそれを好いことにぐっと
急所に指を滑り込ませて来た。

「あぁッ!知らないわ、知らないわ、しいさん」
アズサは男に抱きつきながら唇を求めた。
二十五歳の今日まで、こんな感動的な交わりは一度もなかった。
  1. ホステス物語
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも10年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて今年の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

*このサイトは未成年にふさわしくない成人向け
(アダルト)のコンテンツが
含まれています。「アダルト」とは
「ポルノ」のみを指しているのではなく、
社会通念上、
18歳未満の者が閲覧することが
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