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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 小説・大岡川ラブロマンス。其の一
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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」

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小説・大岡川ラブロマンス。其の一

◇なさぬなか
ラブ1-1
窓のところに置いてある盆栽のバラに新芽が吹き始めた。
オーナーの田原が訪ねて来るたびに下げてくる盆栽が数十、
ズラッと窓際からテラスの雛壇になっている棚に、行儀良く並べられている。
総てバラの盆栽ばかりであった。

「今年は大岡川の桜、何時頃から咲き始めるのかしら!」
アズサ(本名は恵美子)は、同僚の方にドレッサーの奥から声をかけた。
左肩から胸の乳房まで丸出しにしたサツキ(本名百合子)が、
「月末頃じゃない、去年は早く咲きすぎて、桜祭りの時には葉桜だったもんね。
 パトロンに春物を早くせびらなくっちや」クスッと裸の肩をすくめた。

思いは同じである。アズサは今夜パトロンの湯島が訪ねて来る日なので少なくとも
十万円はせびらなくてはと思っている。
その為には余程腕に撚りをかけなくてはいけなかった。
何しろ何し負うケチンボで、湯島のケチぶりはこの福富町界隈では鼻つまみになっていた。

だか、そんなケチな湯島も一旦財布の紐を解くとなると大きい。
アズサはその財布の紐を解かすコッをちゃんと心得ていたが、
それでもこの頃は中々その手には乗って来なくなった。

階下ではチーママの和子(本名も同じ)が不意に訪ねて来たオーナーを玄関で
咎めている声が聞こえて来る。ドレッサーの前に座っていたアズサを初め、
サツキ、ミドリ、リサの三人までがクスッと肩をすくめながら舌をだした。
ラブ1-2
オーナーと言われた田原大造は、横浜でも一、二の資産家で、此の店の出資者である。
店の名は“シルバーシャドー”ホステス、タレント総数40名程の中規模なキャバレーである。、
和子の姉治子がママで田原の後妻に納まっている。
*横浜・福富町には同名のソープランドがありますが、同店とは一切関係ありません*

「オーナーはちゃんと感付いたのねぇ」
姉さん株のミドリが言うと、
「チーママもチーママよ、あんな若造に夢中になって、
 昼日中に映画館なんか平気で行くんですもの」
歳下のサツキが伊勢崎町の映画館で偶然にも自分の斜め前の席に座っていた、
チーママと、情夫と言うより若いつばめの大学生を以前に見たと言う。


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サツキは八時眉毛のひょうきん者で通っているので、何処まで彼女の言うことが、
真実かわからないが、チーママとその大学生が暗い映画館の中で、
妙な事をしていたと言うのである。

「あら!本当よ、そりゃもう映画どころの騒ぎじゃなかったわよ、
 チーママったら、その大学生の背中の方に片腕を廻してさ、
 まるで膝の上に抱いているようなもんだったわよ。
 時々、頬を摺り寄せて、しきりに肩が動いていたけれど、
 チーママたら、大学生の方に片手を伸ばして、ズボンのボタンでも
 外していたのよ。そうでなくっちゃ、そう肩が小刻みに動く筈がないじゃないの、
 大学生の方もチーママの方に片手を伸ばして悪戯をしていたのに違いないわ。
 映画なんて二人はまるで観ていないのよ。」
山本陽子01
「もう、二人は夢中になって、ちちくり合っていたわよ。
 私もそうなると映画どころじゃなくなって、二人の方に気が散っちゃてサ、
 その内に私の想像が違っていなかった事が判ったのよ。
 チーママはバックの中からハンカチを取り出してから、大学生の膝の方で、
 こそこそと拭いてあげるじゃないの、漏らしたんじゃない。
 大学生が漏らしてからは暫く、チーママの肩が動かなくなったんですもの。」

「その代わり今度はチーママの方が椅子の背もたれの方にぐっと背中を押すと、
 ほら婦人科の検診の時と同じ仕種でぐっと股を広げていたわ。
 大学生は何食わぬ顔してさ、肩を小刻みに動かしているの、
 時々、チーママがフーッとタメ息を洩らしているのよ。」

「幸いに二人の座っている列の方には誰も座っていなくてさ、
 それを良い事にしてさ、もう私はチーママのそうした悪戯よか、
 あんな若い大学生の何処が良いのか気が知れなかったわ。
 そりゃお坊ちゃんらしくて、ちっと好い顔した二枚目だけど、
 でもチーママもチーママよ。」

と、語って聞かせた。
それからもチーママの和子は時々寮に成っているマンションを空けたりしては、
その大学生と逢洩を重ねていたらしかったが、誰かが田原に告口をしたのか、
田原は県議会の総務と言う多忙な身でありながらも、今日の様にひょっこりと
前触れもなしに遣って来るようになった。
  1. ホステス物語
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも10年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて今年の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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