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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 こんな離婚夫婦もあっていい。其の二
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こんな離婚夫婦もあっていい。其の二

◇離婚後も愉し
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明里は、私が大学を出てすぐに就職した会社で知り合った女でした。
受付け嬢をやっていて、同僚の間ではちょっとした人気者でした。
それを、私が26歳の時・・・、明里は私より三歳年下で
23歳でした・・・に、射止めたのです。

なにしろ、世の中が浮かれていた頃に二十代前半を過ごした訳ですから、
私も明里も、相応に遊んでいました。
贅沢が最初から身についていた、とでもいいましょうか。

六本木辺りで一晩中遊び歩き、赤坂のホテルで
モーニングコーヒーを飲んで、そのまま会社に向かう、
などと言うことを、大学を出て早々の若さでやっていたのです。
当然男女関係にしてもそれなりのものがありました。

私は結婚前に経験した女性の数は軽く三十を超えていましたし、
明里も二十人には届いて居たのではないでしょうか。
それらを互いにある程度納得した上での結婚です。

それだけ遊んだ後の結婚ですから、結婚後は夫々落ち着き、
むしろ家庭的な家庭を私たちは築きあげる事が出来たのです。

私が独立したのは結婚後四年目の事になります。
そして会社が本当ににっちもさっちもいかなくなったのは、
40歳の時、事業を始めて10年が過ぎた頃の事でした。


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嫁と舅28
なんとか負債を処理しょうと考え四苦八苦して、
ようやく債権の一本化が出来たのがその頃のことです。

けれども、借り換えなどを繰り返したために額は増え、
さらに最終的に債権を纏めた業者が“その筋”の人だったために、
取り立ては苛烈なものに成りました。

ついには、明里の親族にまで累が及びかねない状況にまで、
事態は進んでしまったのです。

「このままじゃ、明里にひどい迷惑を掛ける事になる」
私がそう言った時、明里は随分と悩んだようでした。
ここは踏み堪えてこそ妻。そう思う一方で、踏み堪える自分の為に、
両親や兄弟までに迷惑が及んではならない、さも考えました。
そして結果的には、協議離婚と言う形で私たちは別れたのです。

とは言え、そもそも別れたくて別れた訳ではありませんから、
私たちは離婚後も暫く一緒に暮らしていました。

取り立ての厳しさのせいで、セックスが出来なくなった後も、
週に何度も電話しあったりしては“夫婦であること”を
確かめあっていました。

後づけの話になってしまいますが、こんな時、
若い時にちゃんと遊んでいたと言う事が役に立ったようです。

遊びを知らないとか、煮え切らない遊び方をしている方が、
こう言う苦境には弱いように思えます。私たちは互いに、
様々な異性を知った上で、互いを選んで結婚しました。

つまり、これ以上の相手はそう見つからないと言う事を、
遊ぶことで学び、確認していたのです。
ですから、かなりの苦境ではあれ、
相手を見限る事が出来なかったと言うことです。

友人の商売仲間で、私同様の苦境に立ち、あっさり離婚して
(と言うよりも、されて)しまった者がいましたが、彼は後に、
「あの時、石にかじりついても引き止めておけば良かった」
としきりに後悔していました。
それと言うのも、彼が遊びを知らなかったせいだと、
私は思っています。
レンタルワイフ06
・・・その後色々とあって、会社は一度解散し、
当地横浜で改めて別の事業を興しました。
新しい事業は決して華やかなものではありませんが、
稼ぎはそれなりに着実です。

会社を解散した事で、私個人の債務はだいぶ減り、
余裕らしいものも出るようになりました。
なんとか人並みの生活が出来る様に成ったのは、
ここ二、三年のことです。

その間、明里との仲はずっと続いていました。
結婚している間も、明里はずっと商社勤めを続けていました。
当然、離婚後も会社勤めを続けていて、
生活は相応に安定していました。けれど、
心の方はあまり安定していなかったようです。

それと言うのも、離婚の事を知られると、煩わしく
言い寄られる、と言う事がしばしば有ったから、のようです。
「そんな甲斐性なしの男に、何時までも未練残さなくとも
 いいんじゃないの?」
といわれる時が、一番堪えたようです。

「甲斐性なしじゃないわよ、って思うんだけど、
 確かに会社を興して潰して・・・、って言うのは本当だし、
 世間ではそういう男の事を甲斐性なしって呼んだりするものね、
 相手の言うことは正論ではあるのよ。
 それが分かるから苦しくなるの」
明里はそう言っていました。

これは私の推測に過ぎませんが、明里はあるいはそう言う
男たちの何人かと、実際に関係も有ったのではないでしょうか。

それで心が揺らいだりもしたのだと思います。
離婚後、一番苦しい時でも月に二度は会い、
合えばセックスをしていましたが、
途中で何度か、誘っても断られる時期がありました。
その頃には、多分“恋人”の類が居たのでしょう。
恋人とまでは行かずとも、心惹かれる相手、
と言ったところでしょうか。
  1. 合縁奇縁
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも10年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて今年の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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