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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 幾多未亡人と女子大生麗奈。其の一
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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」

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幾多未亡人と女子大生麗奈。其の一

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梅雨に入ったせいか、このところ雨がよく続く。薄墨を流したような空から又雨が降り出した。
幾多未亡人から富山精○高等学校音楽部演奏会を一緒に聴きに行きませんかと誘われた。
私は別段、音楽が好きと言う訳では無かった。丁度退屈しているところへ誘いを受けた。
それに本当はその幾多未亡人の方にチョツピリ不純な関心もないではなかった。

私の大学の後輩で三年ほど前に亡くなった富山精○高等学校校長幾多大造の未亡人である。
校長が生きている頃は、囲碁をしに、よく自宅に通ったものだが、幾多未亡人とは公民館の
短歌教室でクラスメートとなり短歌を通じて又新たな立場で付き合いが始まったのだ。

雨傘をさして夫婦みたいに連れ立って歩いていく。まだ肉体の関係はない。
『若い頃に見た映画で(雨に唄えば)ってのは良かったですねぇ。
 ジーン・ケリーが土砂降りの市街地の雨の中をタップダンスをしながら踊りまくるのは、
 しびれまして三回も診ましたよ。素敵だったなあ』
「ほんとほんと。私も観ましたわ。お友達と観に行って帰りはもうルンルン気分でしたわ。
 そうそう傘が出て来る映画と言えば私は(シェルプールの雨傘)の高いアングルから撮影した
 カラフルな雨傘の群像は素敵だったわ。
 私はあのオープニングのシーンはとってもお洒落だなあと思いました」

お互いに若い頃に観た、洋画の話が通じるのも、熟年同士の良さである。
昔話をしながら歩いて行くうちに、目的のデパートの前に来た。
デパートの入口には濡れた雨傘に被せる細長いビニール袋が置いてある。

幾多未亡人は手馴れた手付きで濡れた雨傘にさっとビニール袋を被せた。
私はモタモタしていた。私はコンドームをペニスに被せる光景を連想していた。
「あらあら、だめねぇ。こうするのよ」
幾多未亡人は私の雨傘をひったくると、さっとビニール袋を被せながらクスッと笑って
私の目を意味ありげに見詰めた。

「うまいねぇ」
「だって結婚経験がある女性ですもの・・・」
たしかに長いものに袋を被せるのは女性はストッキングを脚に穿くことで、結婚前から
トレーニングしているから慣れて居る筈である。でも結婚経験という言葉はストッキングとは
違う物を、被せ慣れて居る事を如実に物語っている。何と凄くセクシーな言葉ではないか。


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『私のにも被せて欲しいなぁ』
私も負けずに大胆な言葉で相手の反応を窺った。
幾多未亡人は魅力的な、クリクリした瞳で私の目をじっと見詰めた。
「晴山さん・・・本気ですの?」
『本気ですよ』
「ああ嬉しい。だったら相談し易いわ」
『何の相談ですか?』
「ウフフ。あとでね・・・」

何だか思わせ振りな幾多未亡人の言葉に私は淡い期待を抱きつつも、
それ以上は尋ねなかった。
柿は時期が来れば熟柿と成ってひとりでに落ちる。

デパートの二階に大ホールがあり、
そこで午後一時から演奏会が行われるのだった。
幾多未亡人は赤のレインコートを脱ぐと下は、
モーブワインのアンサンブルがとってもシックだった。

私は幾多未亡人と並んで座席の一番後ろの上段の高い、
そして薄暗い人気の少ないアベック専用席とおぼしき処に座った。
美女と二人で座っている事で私の胸は年甲斐もなく高鳴った。

プログラムを見ると全部終わると五時になる。ところが高校生が演じる器楽演奏や
合唱には二人ともうわの空で余り身を入れて聴いて居なかった。
幾多未亡人はしばしば腕時計を見て何か時間を気にしている様子だった。
私は幾多未亡人が何の相談をしょうとしているのか推し量りかね、想像して股間を
勃起させてズボンの前が異様に膨らむのを何とか抑えようともじもじしていた。

五十分ほどもすると幾多未亡人はそっと私の手を握りにきた。
私は握り返した。
「晴山さん、出ましょうか?」
『えっ、もう出るのですか?』
「分かってらっしゃるくせに・・・」
幾多未亡人の目が妖しく光った。私は先ほどから逸物が勃起したままで、
直ぐには立ち上がれない状態になっていた。

私は恥を忍んで立ち上がった。股間に棒が挟まりとても歩き難くかった。
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甘い香りが近づいてきた。そして耳元でささやいた。
「随分、元気がお宜しいのね。一寸トイレで抜いて上げましょうか」
『いや、それには及びませんよ。暫く他の事でも考えていれば静まりますよ』
とは言ったものの、頭の中ではしーんと静まり返ったトイレの密室で幾多未亡人が
熱気を持って堅くなった逸物を口に含んで頭を前後に振り立てている光景を想像
していたら、ちっとも静まるものではなかった。

「ほーら、やっぱり、歩きにくそうじゃない」
私達は足音を忍ばせて暗いホールを出てデパートの売り場を通り抜けて玄関に来た。
「あれの後始末は女の仕事ですわ。傘をこっちに向けてね」
幾多未亡人は私の雨傘のビニール袋を手早く取り去って、先端に溜まった水を
目の高さにかかげて、
「まあ晴山さん、随分お出しになりましたのね」と言って私にウインクした。

私は幾多未亡人の積極的に仕掛けてくる
卑猥めいた言葉の端々にすっかり翻弄されていた。
私と幾多未亡人は未だ激しく雨が降り続いている薄暗い空を見上げた。
黒い雲が疾風に吹きちぎられる様に激しく北へ向かって走って行く。

二人は肘に掛けていたレインコートをそそくさと着込んだ。
広場の石畳はじっとりと湿って乾いている時には分からなかった薄緑に色を変えていた。

玄関左手のカラクリ時計が二時に成った事を告げる。先端が丸くなった金属製の
円筒がパックリ開いて、可愛い人形が現れ、回転しながら音楽が流れた。

「ちょつとそこまで歩きましょう」
幾多未亡人は喫茶店の前でちょっと立ち止まり私の顔を見詰めて、
「実は晴山さんに、折り入って一寸ご相談がありますの。
 コーヒーを飲みながらお話しますわ。
 それに関係がある娘さんと待ち合わせしていますから」
『そうですか。私でお役に立てる事でしたら』
私は常識的な受け答えをした。

私と幾多未亡人は、薄暗い店内では比較的に明るい窓際に席を取った。
窓の外の電車通りには「高岡駅」と記した赤い車体の市内電車が
重量感溢れる音を立てて通り過ぎて行く。
  1. 二人の女
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも10年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて今年の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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