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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 雪乃と真利子と言う女。其の一
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雪乃と真利子と言う女。其の一

雪乃と真利子1-1
晩秋の冷たい風が頬を撫でて通る。まるで黄色い絨毯敷いたように銀杏の扇型の
落葉が散乱している校庭で、創立五十周年を迎えた我が母校、
新潟県立〇〇高等学校の合同同窓会が行われていた。

「お~い、長野じゃあないか。元気にしてたかぁ」
『見れば判るだろう、元気だからこうして出席してきて居るんじゃないか。
 谷川よ、相変わらずお前の言葉には無駄が多いなぁ』
「なんだい、会う早々皮肉かい」
『それより俺は君の再婚の仲人として、気に掛かるのだけど、
 若い奥さんとはアッチの方巧くいってるのかい』

私は四十歳の時に同級生で清酒醸造元の谷川酒造株式会社の専務だった、
若大将の谷川学と二十歳年下の江島雪乃との結婚式の仲人を務めたのである。

「それがさぁ、俺ももう六十三歳だろう。還暦過ぎた頃から、
 精力がぐっと落ちてね。家内を抱くのが、半年に一度に成ったんだ」
『そりゃあいかんなあ。四十しざかりの奥さんは満足しないだろう。
 替われるものなら替わってやりたいけどなあ。
 こればっかしは野球と違って代打とかリリーフ投手という訳にゆかんしなあ』

私は同級生の再婚の仲人として確かに年齢差二十は考えないでもなかったけれど、
スポーツマンの谷川のことだ、なんとか巧く遣れると信じて、仲人を引き受けたのだった。

「真面目な話し、実はそのことで俺の方から君に折り入って相談があるんだが、
 これはもう家内も納得ずみの上での相談だけど、
 クラス会がはねたあと、俺の家に来てほしいんだ・・・
 細かい事は、俺と家内と君の三人で酒でも飲みながら相談しよう」
『なんだい、仲人の俺に身の下相談かよ』
「うん、恥かしながら夫婦間の身の下相談だよ。
 でもお前にも仲人として相談に乗る義務があるんだからなぁ」
『そこまで言うなら、後でお前の家に行くしかあるまい』


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雪乃と真利子1-2
卒業年度に別れてからの宴会が本来のクラス会となる。
男子は学生時代には成績が良く女にもてて羽振りの良かった連中は、
大抵サラリーマンに成っていて、部長とか課長とかに出世していても定年退職して
牙を抜かれて居るのに反し、暴れん坊や廊下に立たされた組の連中は世間の
荒波にもまれて却って逞しく成っていた。

更に変化の激しいのは女子である。在学中は目立たなかった桜井るり子が
玉の輿に乗って上流夫人に成って居るかと思えば、勉強がよく出来て、
クラスのマドンナだった杉山真利子のように家庭は崩壊し、
一人暮らしをして居るのが両極端だ。

宴会の席では隅っこで一人黙々とテーブルの上の料理を食べている、
タイトスカート姿の杉山真利子は浮き上がった存在だった。

「おい長野よ。お前は学生の頃、杉山とデートの約束をして置きながら、
 ドタキャンされた事が有ったな。今度はお前が誘ってみろよ。
 離婚して十年だからあそこは男欲しさにうずうずしている筈。
 ホテルに誘ったらきっとOKすると思うよ」
『何を失礼な事言うの、と肘鉄砲くらうんじゃないのか』
「俺はお前より、女を見る目が有るぞ。杉山は誘えばきっと落ちるぜ。
 今夜は俺の家に来て貰わなくては成らないからだめだが、
 少し粉をかけて置くと良いぞ』

人の行く裏に花あり宝の山で、腐っても鯛でかっての高嶺の花を落とすには
チャンスである。女性が困って居る時や精神的に動揺している時や気分が
落ち込んでいるときこそ優しく接してセックスへ誘惑すると成功し易い、
とはモノの本で読んでは居たが谷川に指摘されると杉山真利子が
そうかも知れないと思った。

私は華やかな話題について行けずに仲間はずれに成って一人茶碗蒸しの銀杏を
箸で摘んでいる杉山真利子に近付き声を掛けた。

『こんにちは!私の事覚えて呉れてますか?』
「長野くんでしょう、覚えてますよ」
『覚えていてくれて嬉しいです、私は貴女が三年の時に英語の弁論大会で
 第一位に成った時の事、今でも覚えていますよ』
「わあっ、嬉しい。長野くんだけは覚えて居てくれたのね。
 お酒注がせて貰うわね」
雪乃と真利子1-3
杉山真利子の頬にぱっと生気がみなぎる。幸せな家庭生活を営んで居れば、
私なんぞには目もくれない別世界のマドンナのままで有ったろうが、
人生の荒波にもまれて、私に下手に出て優しい言葉を交わす様に成ったのだろう。

『今でもはっきり覚えて居るよ、審査員の先生から、
 とても英語の発音が綺麗だと、褒められたよね』
「そうね、私は近所の教会の宣教師から英語を教わっていたから、
 本場の英語に接していたのよ、発音を褒められたのはそのせいよ」

杉山真利子が話しに夢中に成って居るとタイトスカートがだんだん上にあがって
真っ白い太腿が見えてくる。その奥の女性性器に触りたい衝動に駆られた。

『今日は友達の家に誘われて居るので失礼するけど。
 近い内に貴女とゆっくり積もる話をしたいなあ。 電話番号教えてくれる』
私は杉山真利子の目をじっと見つめた。真利子は私の言外の意味を理解したか
しないかは判らないが、
「あらいいわよ。いつも一人だから夜は退屈なのよ」
杉山真利子は手帳に番号を書くとビリッと裂いて私に手渡した。
その指先は激しい毎日の肉体労働にささくれて荒れていた。

『電話したらドスの効いた声の男が出たりするんじゃないのかい。
 そんなのごめんだよ』
「そんなのいないわよ。男ひでりのエルニーニョ現象でカラカラよ」
やはりかっての秀才である。比喩も洒落ている。
『どこがさ』
私は右手で彼女の太腿をすっと撫でた。

杉山真利子はまるで処女の様にピクッと反応するとともに、
彼女の左手が押えにきた。
「やだあ。それを私に言わせるの」
『言わせて見たいな』
「バカぁ・・」
そう言って、真利子はスカートが捲くれ上がって居るのに気付き、
しきりに裾を引っ張って隠そうとしている。
  1. 二人の女
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも10年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて今年の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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