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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 時代小説・旅道連越路春。其の二十
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時代小説・旅道連越路春。其の二十

*表題は『旅は道連れ越路の春』と読む。
旅道連越路春49
◇淫乱な女元の鞘に収まるの事
四六時中将棋に夢中に成っている玄庵と伊兵衛の間に入っていけない澄江はイライラ
しながら時を狙っていた。僅かに隙のあったのは、伊兵衛が風呂に入っている間だった。
澄江はその僅かな隙に玄庵に抱き付いて、慌ただしく目的を達したけれども、
この前の身も魂も痺れる様な烈しい交合を思い出すと物足らなかっ。
そこへ玄庵の手が伸びた。

とうとう彼女は玄庵と示し合わせて家出をした。
伊兵衛は気が狂った様に澄江を探し回ったが、灯台下暗しのたとえで、
同じ柏崎の篠田屋に泊っているのには気が付かなかった。
それと云うのも、お粂の口から亭主や内儀の耳にも入れ、
皆の同情が要次郎の上に集まって、秘密が保たれたからであった。

玄庵は内密で篠田屋の納屋の中二階で身を潜めていた要次郎に逢って、
これからの手筈を決めた上で、経験の薄い要次郎に女を喜ばせる方法を
教えた上、いろいろな責道具を渡して、その使用法を教えてやった。

玄庵は澄江と一緒に篠田屋に来た晩から伊助を同室させたので、
澄江が如何に欲望を燃やしてもそう自由に交合を行う訳には行かぬ。
隙があれば昼間でも抱きつくつもりで澄江は虎視眈々としているのだが、
いつでも伊助が玄庵の側を離れないのでどうする事も出来なかった。

たまたま伊助が風呂に行った隙にかぶせて行って、自分から腰をつかい、大方気が
イクと云うところまでこぎつけるのだが、今一息と云うところで伊助が上がって来る。
じれったいったらなかった。澄江は毎日じれ込んで神経が疲れて半病人の様に成った。

宿の女中に別の部屋がないかと尋ねると、玄庵から云い付けられていたので、
空いた部屋がないと云うのであった。澄江の満たされぬ性欲はいよいよ昂進して、
色狂いにもなりかねない。


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旅道連越路春50
「先生なんとかしてよ、あたしもう堪らないわ、どこか外の宿へ行きましょうよ」
「そうもいかないだろう、もう暫らく外へ出るのを辛抱しなくちや、見つかったらどうする」
「それもそうだけど」
「ところで俺ぁ良い部屋を見付けて来たのだが」
「何処なの、それは」
「この家の裏の方にある納屋の二階だが、誰も使っていないらしいのだよ」
「そこをどうするの」
「だからさ、今晩そっとその部屋へ行って待って居てくれたら、後でわしが忍んで行くから、
 そこでしっぽり気兼ねなしに楽しもうじゃないか、しかし女中部屋の側だから
 見つからないように行って、決して声を出しちゃいけないぜ」
「いいわ、なんだか内密で逢い引きするようでいっそ楽しいわ」
彼女はもうワクワクと子宮を疼かせていた。
その晩夕食が済んで暫らくすると、澄江は何気ない様子で部屋の外へ出て行った。

澄江はそっと手探りで納屋の二階へ上がると、狭い部屋だったから隅に置いてあった
布団がすぐ手に触った。澄江は胸をふくらませてその布団を暗闇の中で敷いた。
部屋の中は汗の出るほど蒸し暑かったので、澄江は丸裸になってそこへ横たわった。

玄庵の云った通り側に側に女中部屋らしいのがあって、人の気配がしていたし、
あたりが静かだったので、息をするのさえ憚かられた。
その女中部屋らしいところには要次郎が彼女の様子を窺っていたのであった。

秘密で男と逢い引きするようなことは、好色な澄江にも初めての経験だったので、
もう楽しさで一杯だったが、しくら待っても玄庵がやってこない。
「何をしているのだろう、また伊助の奴が邪魔しているのかも知れない」
澄江は段々じれ込んで来た。そこへ梯子を上がって来る気配がした。

途端に澄江は、堪えに堪えていた烈しい欲情の昇進でカッと逆上したが、
玄庵の代わりに上がって来た要次郎も、久しく禁欲で淫情の燃上がっている矢先、
恋焦がれていた澄江と今こそ久し振りに、本望を遂げられるのだと思うと、
ひとりでに身体がガクガクと震えるのをどうする事も出来なかった。

要次郎が裸に成って寄添うと、彼女はいきなり抱き付いて男根を握りに来た。
要次郎は玄庵から言われた通りに、あらかじめ男根に肥後づいきを巻きつけて
いたのだが逆上していた彼女は気付かなかった。
旅道連越路春51(出雲崎から佐渡島を望む)
二人は一言も口を利かなかったが、息苦しい呼吸が段々高まってきた。
どうやら男根が根元まで這入ると、我を忘れてズボズボグチャグチャと抜き差しした。

彼女は今日迄玄庵と入れては止め、イキかけては中止して情欲の亢進にのたうって、
極度に陰門を疼かせて居た所へ、ずいきを二本も巻き付けた太い男根で、遠慮会釈
もなく無我夢中にヌイヌイと抜き差しされたのであるから、どうして堪る道理はなかった。

やがてギクギクと陰門を痙攣させたが、それと同時に要次郎も堪らずドクドクドクと
湯のような淫水を、澄江の子宮にそそぎかけた。

二度目に抱き付いて来た時は、始めほど忘我の境地ではなかったので、
玄庵とは少し様子が違うのに気がついた。
「先生、先生なの」彼女の息は弾んでいた。
「俺だよ要次郎だよ、澄江、もう俺と離れないでくれ」
小声でそう云うと、彼女の体を抱き締めて腰を遣った。彼女は黙って持ち上げて来た。

翌朝、玄庵から総ての事情を話すと、澄江も漸く得心した。それに昨夜要次郎と
交合したが、その後味も悪くなかった。それさえ満足させてくれたら、
元々要次郎の事は嫌いではなかったのだから、凡て円満に話が運んだ。

玄庵は二人の前へ二十五両包み二つをさしだした。
「これから知らない土地で二人して出直すことだ。家も借りたり所帯道具も
 必要だろう、是を持って行きなさい」
「先生には散々ご心配をかけた上、こんな大枚の金を頂きましては」
二人は涙ぐんでそれを辞退するのだったが、
「いいんだよ、わしは澄江さんに悪い事をしている。
 だが二人共それだけは今からすっかり忘れておくれよ」
「ええ、もうそんな事は始めから承知してお願いしたのですから」
要次郎はそう云ったが、彼女は返事をしかねたのか、黙って俯いていた。
「これで万事目出度く納まった、これからの二人の為に杯を上げよう」

翌朝はからりとした良い天気だった。
二人は兎に角新潟で落ち着く事にして、玄庵、伊助と共に四人は篠田やを出発した。
出雲崎まで行くと、初夏の陽光に輝いた海の向こうに、
佐渡島の翠峰が望まれた。新潟はもう近いのであろう。
(完)
  1. 時代小説
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  1. 2014/06/03(火) 10:13:30 |
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも10年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて今年の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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