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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 熟女の湿った陰部。其の五
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熟女の湿った陰部。其の五

◇流浪女の事情◇
0020a.jpg
翌朝も、隣に寝ていた彼女の姿はすでにありませんでした。
朝食の支度をしていたのでしょう。天気は晴れ。
その日はシルバー人材センターの仕事も無く、
終日二人で過ごせると思うと、とてもウキウキする気分でした。

寝床をそっと抜け出して、台所に向かいます。まるで三十歳も若返ったような、
おどけた気分で台所を覗きました。が、彼女の姿がありません。
テーブルの上には私のご飯茶碗と汁碗、そしてそっと置かれた便箋でした。
いやな予感がして、あわてて便箋を手に取ります。
端正な文字が並んでいました。

ーーこんな形でお別れしてしまうなんて残念でなりません。
 でも、これ以上お世話になり続けていると、
 あなた様にご迷惑をかけてしまいそうで申し訳なく、
 おいとまさせていただく事に致しました。

 私はあなた様に嘘を付いていたことが沢山ございます。
 まずは名前。「小夜子」と申し上げましたが、
 本名ではありません。恵子と申します。
 
 お察しのとおり、私には夫がございます。OLをしていた頃の上司で、
 出会った頃はとても頼り甲斐があり、信頼の出来る男だと思っておりました。
 彼から食事に誘われたのは、ある仕事帰りの夜でした。
 職場の人間関係で悩んでいた私は、藁にもすがる思いで誘いを受けましたが、
 気付いた時にはホテルの中にいて、強引に処女を奪われてしまったのです。

 当時私は二十三歳。「処女などたいした価値はない」と言ってしまえばそれまでですが、
 私にとっては重大な事件でございました。
 現に、あの夜の事は、信頼を裏切られた悲しさと肉体の痛みしか覚えていないのです。
 
 以来、意識的に彼から遠ざかろうとした私でしたが、妊娠に気づいたのはそんな折でした。
 両親には私の迂闊さに激怒し、彼を呼び寄せて激しく叱責いたしました。
 でも、小さくなって項垂れている彼を見るにつけ、
 私は愚かにも彼との結婚を宣言してしまったのです。

 でも、蜜月が続いたのは、結婚後わずか半年ほどでした。私の流産がきっかけでした。
 彼が他所の女性に走り、家に帰ってこない日が続くようになったのです。
 流産した私が悪いのですから、彼を責めるわけにもいかず、そうこうするうちに、
 気持ちを紛らわすために私も他所の男性といけない関係を持つようになっていました。

 不倫と言うのはとても悲しく、切ないものです。 お付き合いしていた男性は
 妻子のある方でしたが、家庭を捨てて私と添い遂げると言ってくださるに至って、
 私は自分の罪の深さを思い知らされる気分でした。
 そして、その辛さから逃れたくて彼から離れ、かといって家庭に戻る気にも成れず、
 こうして各地を転々とするようになってしまったのです。

 ビジネスホテルでの孤閨はいかにも寂しく、つい酒の席へと足が向いてしまっています。
 そしてそこで出会った男性と一夜のはかない契りを交わしてしまうのです。
 夫を責めることは出来ません、私こそ淫蕩な女なのです。

 あなた様のように心優しい方に出会うと、このままずっと一緒に暮らしたいと思ってしまいます。
 でも、それは許されない事ですよね。
 この三日間、本当に有難うございました。とても楽しい日々でした。
 心から感謝いたしております。どうか私の我が儘をお許し下さい。
 お健やかにお過ごしくださませ。朝食の用意は出来ております。
 本当に、本当にごめんなさい。   恵子 ーーー

私はその手紙を今でも持っております。
あの熟れた女体を抱き寄せている男が、今、この時間にもいるのだと思うと、
年甲斐も無く嫉妬の炎がこみ上げてきます。
どうかもう一度、私の前に現れてほしい・・・
そんな祈りにも似た思いですごしている毎日なのです。
END


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  1. 一時の恋
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも10年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて今年の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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